2015年7月22日水曜日

来賓を招き「総会」を開催しました。

総会の様子
2015年7月11日(土)
顧問の渡邊芳樹さん
13001700

ACU(アキュ)中研修室1206
(アスティ45/札幌市中央区北4条西5丁目)


「北海道アールブリュットネットワーク協議会」総会が、衛藤晟一氏(参議院議員、内閣総理大臣補佐官)、渡邊芳樹氏(前スウェーデン全権大使、元社会保険庁長官)、北岡賢剛氏(社会福祉法人グロー理事長)の参加のもと行われました。

 厚生労働省「障害者の芸術活動支援モデル事業」の平成27年度実施団体の採択を受けたことの報告と活動を本格化するためのキックオフの意味合いで行ったものですが、来賓の方々からは力強い励ましをいただきました。

副代表のかたるべの森美術館・横井寿之さん
 衛藤氏は超党派で結成された障がい者の芸術文化振興議員連盟の会長であり、渡邊氏は本協議会顧問であり福祉先進国スウェーデンと日本の架け橋として活躍され芸術文化でも交流を進められています。また北岡氏はこの度の厚生労働省「障害者の芸術活動支援モデル事業」の全国連携事務局法人の理事長であり、日本のアールブリュットを推進し世界に紹介して来た実績をお持ちで、本協議会にとっては強力な応援団です。

 今回の第1回総会は、総会、シンポジウム、記念パーティーの3つのパートで行われました。

 総会は、顧問である渡邊氏のご出席のもと、本協議会の設立経緯や計画の説明、これから目指すものが説明され、参加者の意見交換が行われました。

シンポジウム全景。
 シンポジウムは、衛藤氏、渡邊氏、北岡氏が登壇し、社会福祉法人ゆうゆう理事長の大原裕介がコーディネータとなり進行されましたが、各人のアールブリュットへの思いがあふれる時間となりました。

 衛藤氏は、これまでの障害者福祉への想いとこれまでの自身の実践を紹介され、個々の尊厳を生かしながら助け合う社会の実現を目指す中でのアールブリュットの位置付けを熱く語られました。その中で国も障害者の芸術文化振興に力を入れていくことと、北海道らしい個性を出して全国を引っ張って行くぐらいの取り組みを期待するとの励ましをいただきました。

シンポジウムで語る衛藤晟一議員と渡邊芳樹さん。
 渡邊氏からは、これまでの日本とスウェーデンでの障がい者福祉及び障がい者芸術との関わり、そして2013年から始まったアールブリュットとの関わり、本協議会の顧問となった経緯などが語られました。障がい者たちは可能性の塊で教えられることが多いとも述べられ、北海道を始めとする地域の発掘発信の努力が結果を生み、「人のつながりが地域を活性化させ、日本を動かすすごい力になる」と活動へのエールを送っていただきました。

代表の大原裕介さんと来賓の北岡賢剛さん。
 北岡氏は、半世紀以上に及ぶ障害者芸術の歴史から2006年から始まり世界へと評価が広がった日本のアールブリュットへの取り組みと経緯を紹介。今後の可能性の広がりとして2020年のオリンピックイヤーに向けたアジア、欧州、日本国内での障害者芸術への取り組みを「妄想」と表現されながらも実現への意欲を語られました。

 その後のパーティーには、北海道保健福祉部長の村木一行氏、岩見沢市長の松野哲氏もご臨席され、来賓の方々とご歓談いただきました。
 村木氏からは、高橋はるみ知事のメッセージ代読という形で、北海道の障がい者の芸術文化活動の支援が全国の先進事例となるよう期待するとの励ましの言葉をいただきました。
 松野氏は、岩見沢で共生社会を実現し、岩見沢を芸術文化の街としたいとの意欲を述べられました。
パーティー会場にはアートが飾られました。
 その後は、本協議会副代表の北海道知的障がい福祉協会長・橘文也氏より閉めのお言葉をいただき、総会を成功裡に終えることができました。





パーティーには岩見沢市長・松野哲さんが登場。




副代表の橘文也さん(右)にも来ていただけました。




 







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